2016/01/02

【映画】パタゴニア「ダムネーション」【ネタバレ注意】



新年明けましておめでとうございます。
今年一発目の記事は映画レビューです。

以前から見たいと思っていたpatagonia damnation、ようやく見れました。
パタゴニアは、アウトドアメーカーの中でも過激な広告や過去に某環境保護団体への
支援など一癖あるブランドってイメージですが、
一方でウェアーなどの信頼は厚く、愛用してる人も多いと思います。

かくいう自分も、インナー、ウィンドブレーカー、フリースなど愛用しており
パタゴニアの商品が大好きだったりします。 
カスタマーサービスも最高です(笑

さて本題ですが、タイトル通りダム問題のドキュメンタリー映画で、
前半はダムがある事による環境問題やサケなどの生態系の問題、
ダムを維持するための莫大な補助金問題など語られます。
日本のエネルギー問題と同じですよね。

登場人物の中に、自分は飛行機か鳥を選ぶなら鳥を選ぶ!
エネルギーか魚なら魚を選ぶ!と言い切る人がいて印象的でしたが
現代を生きる我々が、はたしてそれを言い切れるかといえば難しいでしょう。

なのでいくら美しい自然を見せられてもなぁって思いながら見てたんですが
後半でダムをきちんと調査しましょう!必要性の低いダムに関しては壊しましょう!
ダムを壊せば自然は蘇ります!といった流れになっていきます。

そしてその煽り方がメーカー的で、ダムを壊すのは簡単で
必要なのは行政的な知識とかではなく、川を愛す人たちの情熱なんだと。
カヤックしたり釣りをしたり川遊びする人たちが立ち上がり行動しましょう!
といったメッセージでそうきたか!って印象受けました。
この辺の見せ方はおもしろかったです。

ただ必要性の低いダムを壊す事は賛成だし、
できるだけそのままの形で手を加えず自然を残していく事は大事かなと思います。

サケの遡上を助けるためにダムにサケの通り道を作ったり、
戻ってきたサケを捕まえ腹を裂き人工的に受精させ放流したりするのは
もはや自然でもなんでもないですよね。
ダムがなければサケは勝手に遡上し毎年産卵します。

ダムの必要性の線引きは難しいでしょうがアメリカでは
ダム撤去の考えが広まっているそうです。
ダム問題に関しては、映画で述べられてるだけではないと思うので意見は控えますが、
自然を遊びで有効活用する事には賛成です。

堅苦しい内容ですが後半はアーティストのダムへの抗議方法とか
おもしろく見れると思います。
自然が好きな人なら共感できる映画かな?と思います。

しかし最近はレンタルビデオ屋には全く行かなくなりました。

今回はiTunesのレンタルで見ました。
ダムネーションと検索すると出てきます。500円です。
便利になりましたね



エンディングの曲がgood!